また、雪。
お空さん・・・もういいです。もう満腹です。
雪鍋の食いすぎです。お引取りください。お願いだから!
さて、さきほどまでハットリが尻向けて寝ておりました。
こうもん様を向けられ、ぼくは考えました。
突付いてやるべか。
これで。・・・痛いべな。まあ、やめとくか。
燭台です。
降る雪や明治は遠くなりにけり・・・草田男の一句のように
昔の夜を灯した蝋燭の灯り。う〜ん、それでこうもん様を突付く訳にはまいらぬ。
しょうがないので、ハットリの耳元でささやきました。
「ハットリちゃん、起きなさい。もう帰る時間ですよ」・・・反応なし。
それならば・・・「ハットリ!起きろ〜!!」と気合を付けてやりました。
びっくりしたハットリをそのままおんだしました。
あばよ!