スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2012.05.04 Friday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
1960年代、学習研究社から「少年少女学研文庫」というシリーズが発行されていました。
このシリーズ、調べてみると結構凄いです。ほとんどが売り切れ。
中には数万円のものもちらほら。
幸運にも今日、2冊ほど手に入れることができました。
・シュトルム作「たるの中から生まれた話」・・・1969.8.20初版。
・モルナール作「パール街の少年たち」・・・1969.11.20初版。
ケースから取るとこんな感じです。
モダンです。シュトルムといえばドイツの詩人として有名。
訳は矢川澄子。そして画がなんと金子国義です。一流ぞろいの一冊です。
ちょっと嬉しい。いや、もの凄く嬉しい。
こういうご本に出合えるなんて、諸行無常の遠足のおかげでしょうか。
せっかくですので金子国義挿画展をご覧ください。
「雨姫」より。野山をふわふわとただよっていくこびと。
同じく。マーレンとアンドレース。
同じく。雨姫さま。
「ブーレマンの家」より。主人のブーレマンと二匹のものすごい猫。
同じく。大ネコ。
「のろわれた鏡」より。奥方。
いかがでしたしょうか。大ネコがどこかクラに思えるのです。
月夜の椅子に凭れ、あいつ今頃、ふふん、と鼻を鳴らしているかも知れません。
ひぐらしが啼いております。
蒸してはいますが、いくぶん涼しく。
飯を食ったあとの、網戸越しのクラ。
しなってます。
紫陽花だけが、いきいき。
おいら、バテ気味。久しぶりに街の床屋に行ってきました。
なんぼか頭が涼しいです。
モンブランおやじが出張中、カミさんがちょこちょこ仕入れてきます。
この方、児童書に縁があるのか・・・
前に紹介した「少女名作シリーズ」の2冊です。
・リラの花さく家(オルコット原作)1981.6-16刷。カバーなしですが、
これ、カバー付で・・・20000です。
・クリスマスの天使(ウィギン原作)1985.11-20刷。カバー付。2800。
このシリーズには40000超えもあります。
そちらの近所のどこかのお店に一冊100円でまぎれているかも。
幸運を祈ります。
リラの口絵。絵は矢車涼。やぐるますずし、と読みます。
なんだか宝塚みたいです。
クリスマスの口絵。絵は若菜珪。わかなけい。これも宝塚。
クラじゃありませんが、ただいまカミさん、ごろんと横になってます。
お宝掘って、余裕のポーズ。
今日、蔵の市は休みました。
今度の土日、蔵の市祭りに出るため、それに備えます。
それと持病の腰も休ませたくて。
C&Sはナルミ。カップはナルト。形がいいな。
花柄コップ、ちょっと暗いな。
しばらくレトロ雑貨ばかりでしたので、思い出したように昭和の児童書でも・・・
偕成社版「少女名作シリーズ」全40巻。
この「さすらいの少女」の原作はディケンズ。
あとがきで知ったのですが、原作は「骨董店」という長編なそうです。
う〜ん、知らなんだ。読みたい。
で、少女向けに書き起こした方が詩人の新川和江。今も現役です。
1980年。重版。そんなに古くはないのですが、評価は高いようです。
これが口絵。竹部本一郎という方の絵。異国の感じが出ています。
目次もいいですね。雰囲気があって。
第一章のタイトルが、うら町のこっとう店。
これは読まねば・・・
なになに・・・きりふかいロンドンのさびれたうら町に、小さなこっとう店がありました。
「トレントこっとう店」と、かかれた、ふるぼけた木のかんばんが、
ゆうがたの風にふかれて、かたかたゆれています。
店のなかには、さまざまなこっとう品が、ごたごたと、ならべたててありました。
はなのかけた、せとものの人形や、木ぼりの像、青銅づくりの、
きみのわるい首・・・
ああぼくもゆうがたの風にふかれて、この店に入りたい!
ごたごたと、が、そそられます。
ただいま5冊ほど集めました。
調べましたが、それなりにいいお値段です。
あくまでも参考ですが、全国の古書店相場の最低価格をお知らせします。
左から。
夢のバレリーナ・・・1200
さすらいの少女・・・5000
サーカスの少女・・・1500
あらしの中の兄妹・・・1500
銀のスケート靴・・・2500
このシリーズの中には一万以上のものもあります。探してみてください。
江刺のフリマから帰ってきました。
風呂に浸かり、焼酎を飲み、カミさんが作ってくれたカレーを食べ、
ひと眠り。
夢は見なかったな。
実は今日、縁があって江刺の蔵の市へ案内されました。
町の静かな通り沿いに20軒ほどがぱらぱらと並んでいました。
水曜日だけの地元の市です。
お客さんはちらほらでしたが、
とてもゆったりとした時間が流れていました。
なんだか、夢のようでした。
親切な方がいて、いろいろ教えてくれました。
被害にあった気仙沼から来ている方です。
「そんなに売れないけど、ここが好きでね」
ぼくも好きになれそうです。
「来週晴れてたら来てみます」
ひっそりとした思い出の道を
通り過ぎてゆく
金魚売のおじいさん
そんな方でした。思わず金魚鉢を思い出したぼく。
写真の絵本は最近見つけたものです。
小学館の創作童話シリーズ30
いたずらタンタのアルバイト
・文 神沢利子 ・画 村上勉
昭和53年7月31日初版第4刷
このシリーズ、貴重な創作童話らしく、入手も難しいようです。
でも、金魚鉢にタコ?
ぼくは、そういう人です。